技術とサービス シールド・推進工法 shield / propulsion method
シールドと呼ばれる掘削機を地中に掘進させ、
土砂の崩壊を防ぎながら、その内部で安全に掘削作業、覆工作業を行いトンネルを築造していく工法です。
土砂の崩壊を防ぎながら、その内部で安全に掘削作業、覆工作業を行いトンネルを築造していく工法です。
シールド・推進工法の特徴
シールド工法とは、「シールド」という鋼製の筒(鋼殻)の中に掘削する機械を納め、回転するカッターで前面の土を掘削しながら、油圧ジャッキによって前進し、シールド後方部でコンクリートや鋼鉄製の枠(セグメント)をリング状に組立ててトンネルを築造していく工法です。
安全にトンネルを造ることが可能
現場がシールドで支えられているため作業員が安全確実に作業できます。
品質管理に優れています
工場で制作したセグメントを使用するため、施工が容易で品質管理に優れています。
省力化と確実な工程管理が実現
同一作業の繰り返しであるため、省力化され、工程管理が確実となります。
環境保全対策に優れています
立坑(たてこう)以外は路面交通を阻害せず、騒音、振動が少なく環境保全対策に優れた工法です。
シールド工法の工事概要
巨礫対応型泥濃式推進工法
巨礫・玉石に対応した、泥濃式推進工法。推進機の先端に高濃度泥水を圧送し、切羽の安定を図りながらカッターを回転させて推進し真空ポンプにより排土を行います。
巨礫対応型泥濃式推進工法の特徴
- 破砕機能を装備している。
- 呼び径の60%程度の巨礫・玉石に対応できる。
- カッターは高トルク・高回転を有し、安定掘削ができる。
- カッター形状は、土質に応じて交換できる。
- 長距離・曲線推進が可能である。
- T.B.Kシステムとの併用で、より長いスパンに対応できる。
掘進機の仕様
機械本体
800mm | 1000mm | |
---|---|---|
外径 | 980mm | 1220mm |
機械全長 | 5410mm | 6310mm |
機械本体長 | 2060mm | 2295mm |
方向修正ジャッキ | 300KN ×30MPa ×50STmm 4本 | 400KN ×30MPa ×50ST mm 4本 |
チャンバーゲードジャッキ | 27KN ×21MPa ×180STmm 1本 | 27KN ×21MPa ×180ST mm 1本 |
油圧パワーユニット 油圧ポンプ | 0.2/0.24リットル/min×30MPa | 0.4/0.48リットル/min×30MPa |
油圧パワーユニット 電動機 | 0.3kw×4P×100/110V | 0.4kw ×4P×100/110V |
油圧パワーユニット 台数 | 1台 | 1台 |
カッター
800mm | 1000mm | |
---|---|---|
形式 | 周辺支持・面板形式 | 周辺支持・スポーク形式 |
トルク | 常時31.6/26.6 KN-m 瞬時47.4/39.8 KN-m |
常時45/38 KN-m 瞬時64/57 KN-m |
回転数 | 9.2/11.0 r.p.m | 2~10 r.p.m |
カッター・モーター | 減速機付電動機 15kw×4P ×400/440V 2台 |
減速機付電動機 18.5kw×4P ×400/440V 2台 |
トルク係数 | 常用α=33.5/28.3 最大α50.4/42.3 |
常用α=25.0/20.9 最大α37.5/31.3 |